アジア映画スパイラル
先月渋谷で仔仔の「僕は君のために蝶になる」を観て以来というもの、ちょっとしたアジア映画スパイラルに嵌っています。
アジア映画と言っても専ら中国・台湾映画ばかりで、要は観た作品に出ていた気になる役者の作品を次々に観てゆくだけの話なのですが。
まずは、仔仔目当てに観に行った映画「僕は君のために蝶になる」に仔仔の父親役で出ていたヨウ・ヨンさんの演技に惹かれ・・
次に彼のプロフィールを知ろうと開いた、「僕は君のために蝶になる」のパンフに書かれていた公開中の「レッドクリフ Part1」を観に行き・・
ヨウ・ヨンさん目当てで観に行った「レッドクリフ Part1」では、友人イチ押しのフー・ジュンの格好良さに思わず納得!と言うことで、彼のフィルモグラフィーの中から一番気になったバイセクシャル役を演じたという映画「藍宇 LAN-YU」をTSUTAYAで借り・・・
そして今度は、映画「藍宇 LAN-YU 」でタイトルロールを演じた俳優リュ・イエの繊細な演技が気になり、その彼が出ている最新作「王妃の紋章」を借りるべくTSUTAYAに走りました。

※上の写真右端のぐったりしている第一王子がリゥ・イエ
こうなって来ると、まさにアジア映画スパイラル!
今まで邦画以外のアジア映画を殆ど観たことの無かった私にとっては、まだまだ開拓の余地のある宝の山のような分野なので、それはそれは面白い位に嵌ってしまいました。
中でも色んな意味で掘り出し物だったのは「藍宇 LAN-YU」。
実はこの作品、日本ではビデオタイトルが「情熱の嵐」という思わず西城秀樹の歌声が頭の中を駆けめぐってしまいそうな(古っ!!!)邦題を付けられてしまっているので、TSUTAYAで見つけた時は思わず吹き出してしまいました(笑)
。
内容的には情熱といっても激しさよりも静かな熱という方が相応しい切ない話で、元はネット小説だったものを映像化したようです。
当時の中国本土ではバイセクシャルを取り上げた内容が物議を醸し、結局最後まで公開を見合わせられたらしく、逆に比較的「性」のあり方に寛容な台湾やカンヌなどの海外の映画祭で高い評価で受け入れられたという作品です。(「ラスト・コーション」の主演女優タン・ウェイのCMの一件でも判るように、今も当時と大して変わらないとは思いますが・・)
日本映画でも、「きらきらひかる」など同性愛を取り上げた作品で好きな映画はあるのですが、欧米作品以外でゲイムービーを観たのはこれが初めて。
「どうしてあの時お前を手放したのだろう・・」など定番の甘い台詞はあるものの、全体的にはドロドロせずサラリとした印象の関係が描かれています。
決して少女漫画に出てくる様な美男同士の関係が描かれている訳ではありませんが、大人で分別のある二人が互いに相手を深く思いやる姿は、観ているだけで胸の奥が痛くなる思いがします。
台湾のアカデミー賞とも言われる台湾金馬奨(第38回)で、主演の二人が最後まで主演男優賞を競ったという逸話を残した程、力のある俳優たちだけに2人の競演は本当に見応えがありました。
それに引き替え、そのリゥ・イエ目当てで観た「王妃の紋章」は人間のエゴの見本市のような内容に少々げんなり・・
「レッドクリフ」にしても「王妃の紋章」にしても、内容はギリシャ悲劇やシェイクスピアの戯曲そのもの。
「レッドクリフ」の一人の女性の美しさに惹かれ、力ずくで奪還せんとした事が大きな戦へと繋がっていく所はギリシャ悲劇「オレステス」だし、何とも不条理な家族の殺戮劇が繰り広げられるのはシェイクスピアの「タイタス・アンドロニカス」との類似点を感じました。
いずれにしても、これ程までの激しい感情のぶつけ合いは日本人の持つ生理にはないんじゃないかなぁ?どうだろ?
最後の「王妃の紋章」の次は・・と言うことで、第二王子役のジェイ・チョウ繋がりで「言えない秘密」を観たい!とを検索したのですが、無情にも私の家の近くでは軒並み公開終了。
これはDVD化されるのを大人しく待つしかないか・・![]()
そして、これらのアジア作品を観ながらついついやってしまう事は、「この作品なら仔仔に合うのはどの役だろう」って考えるプチ妄想。
「藍宇」ならば当然藍宇役だろうし(・・となると相手は誰?)、「王妃の紋章」だとやっぱり心優しく繊細な第一王子なのかしら。
ある意味結果的においしい第三王子役は、TBSドラマ「愛なんていらねぇよ、夏」の奈留のイメージからか、どうも藤原君(彼の15歳の時限定だけど)を重ねてしまったわ。
こんな事考えていたら、「愛なんて・・」を久々に観たくなっちゃったなぁ。
あれっ?これもスパイラルの一種なのかしら?




























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