文化・芸術

2009/09/18

大人の男とは・・

友人のMちゃんからの「コレ行かない?」メールが届き、リンク先をのぞいてみると
以前彼女から見せてもらった世田谷文学館のチラシに今後の催事としてあった
「久世光彦展」の案内でした。

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久世さんと言えば私の中では、大人の男の永遠の理想像。
繊細で大胆で、育ちの良さの中に不良めいた顔が見え隠れする大人の男。
客観的視点とウェットな視点が混在している多くの彼の作品は、
数え切れないほどの知的好奇心を私に与えてくれました。
メジャーな位置にありながら、どマイナーな事をやってのける事の格好良さを
この人から教わりました。
この人が居たお陰で、中学生だった私は「大人なんかくだらない・・」などと
大人になる事に失望することなく、大人になる事への純粋な希望を抱く事が
出来た、そんな大切な存在でした。

今思えば、私の中の「昭和」は彼を失った事で本当の意味で幕を閉じた
ような気がします。

関連イベントにも久世さんゆかりの方が駆けつけ、久世さんの姿を語る
ようですが、どの回も魅力的な顔ぶればかりなので競争率が高そう・・・
顔ぶれを見ると久世さんが晩年に手がけた川上弘美さんの「センセイの鞄」
のゆかりの方が目立つけれど、個人的にはこの作品って大好きな作品だった
だけに小説だけで完結して欲しかった作品でして、久世さんと言えども
出来上がった作品は正直満足しなかったので、川上弘美さんや小泉今日子さん、
柄本明さん、筒井ともみさん・・どの方も大好きな方なんだけれど、やっぱり個人的には
久世さんと同じ匂いのする村松友視さんと小林薫さんの回に惹かれます。

しかし、この世田谷文学館って企画力の勝利というか、魅力的な催事を
次から次へと企画されていて、非常に理想的な運営が出来ている箱物ですよね。
世田谷っていう立地と有名人が多い事もあってか、その地ゆかりの企画も
立てやすいのでしょうけれど、キュレーターの方のセンスが良いのだと思いますね。
税金もこういう形で使われるのならば嬉しいのですがねぇ。
地元中野はオタクの殿堂になりつつあるブロードウェイと、韓流のファンミばかり
やっている箱物ばかり・・・・sad

まぁ、とにかく明日から開催されるとの事なので、早速足を運ぶ予定です。
じっくり見るんで4,5時間は居座りそうな予感が・・・
何はともあれ楽しみな秋のお出かけになりそうです。

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2006/03/14

バレエを観に行こう

ほぼ二年ぶりに、熊川哲也率いるK-BALLET COMPANYの舞台を観てきました。演目は初めて観た「白鳥の湖」に続く全幕モノ「眠れる森の美女」全3幕。

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2006/03/03

知性の喪失

作家でもある演出家の久世光彦(てるひこ)さんが亡くなられました。

私たちに沢山の美しい日本人の姿、凛とした美しい日本語と昭和という時代の残像を繰り返し教えてくれた人でした。
それと同時に退廃と淫靡な空気に彩られた人間の闇も見せてくれた人でした。

その才能に憧れ、心酔した10代 ——
中学生の頃、受験の面接のシュミレーションで「尊敬している人は?」と聞かれ、まだTBSの一社員だった久世さんの名前を挙げ担任の先生に「そんな分からない人を挙げずに両親だとでも言いなさい」と言われましたが、本番の受験でも迷わず久世さんの名前を挙げました。10代の多感な時期にこの人の作るものに触れ、モノを見る感性とモノを作る事への多大なる好奇心を芽生えさせてくれた人でした。
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2005/11/12

秋の収穫

何だかここだけ更新が停滞してしまったので、気分を入れ替えてデザインを新しくしてみました。
シックな茶系のイメージだけは引き継いだ感じですが、こちらのデザインもなかなか素敵ですね。しばらくはこちらにお世話になります。

しかし毎日何かしら有るのにもかかわらず、子供の頃からの日記嫌いの性格からかどうも滞りがちで情けないです(^_^;)この一週間何していたんだっけ・・と思い出しても、歌舞伎と芝居を見に行った事しか思い出せないです・・色々有ったのになぁ・・こういう事はやっぱりその時に書かないとダメですね。

歌舞伎は歌舞伎座の「吉例 顔見世大歌舞伎」で、母が昔から歌舞伎サークルとやらに入っている為にほぼ毎月観に行く機会が有るのですが、まだまだイヤホンガイド無しでは筋を理解出来ない歌舞伎初段者から成長出来ないです、トホホ・・
それでも今年は大河で「義経」を見ているせいか一幕目の「日向嶋景清」などは、「えっ?清盛の長男??つぅって事は勝村さんって事か・・あぁ、でも今は尾瀬の幕兵衛(by天保十二年のシェイクスピア)としかダブらないや」などと頭の中でぶつぶつ言いながら結構楽しめました。
初めて見た幸四郎・染五郎親子の「連獅子」は、ビジュアルだけでも十分楽しめる出し物なのですが、今回初めてライオンキングさながらのストーリーなのだと言うことも知りました。
なるほど、だから親子でやることが多いのねフムフムと感心したりと何かと発見の多い今回の歌舞伎でした。でも一番印象に残ったのは、染五郎の顔の小ささ!!お父さんの幸四郎が大きいからなのかと思ったのですが、それにしても小さすぎる顔に驚きでした。(余計なお世話?)
でも染五郎時代のラマンチャ父さんもそれ程大きな顔って訳でなかったし、いずれは染五郎さんも芸の上達と共に舞台向きの立派なお顔になるのでしょうね。来月は勘三郎ファミリーの十二月大歌舞伎です。勘三郎さんの舞台はロビーが演劇関係の方たちで華やかなので、それも毎回楽しみなのですよ。

それと昨日は小栗旬くんと仲村トオルさんの舞台「偶然の音楽」でした。
ポール・オースターの翻訳物なのですが、小説はどうも翻訳物に手が伸びない傾向があって、名前だけは前から知っていたのですが作品に触れるのは初めての作家さんでした。
それに白井晃さんの演出の舞台も本当に久し振り!遊機械時代に一度見たキリかもしれません。
世田谷パブリックシアターという劇場も初めてなら、メインの役者さん二人の舞台も初めての初めて指数(?)の高い舞台でした。
言葉足らずですが、印象としてはガス・ヴァンサントの映画を見ているような感じかな?
現代アメリカ文学に浅い私にはこの程度の感想しか書けないので、帰りに慌てて買った原作本で、もう少し見聞を深めてからもう一度舞台の内容については考えたいと思います。
メインの役者さん二人はどちらも演出家の白井さんと相性が良さそうな印象で、二人の持ち味がそれぞれの役に生かされている感じがしました。
聞きづらいかな・・と心配していた仲村さんの声も全く気にならず、逆に心地よい位でしたし、小栗くんは女性が余り出張らないこの舞台の「華」に十分なっていて素敵でした。
前半は少しエンジンが掛かるまでに弛んでしまう瞬間があって正直少し辛かったのですが、三分の一過ぎたあたりからグイグイ引き込まれて、あっと言う間にラストまで疾走した感じでした。
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これにウーマンリブの「七人の恋人」と歌舞伎2本です。

来月のクリスマスに行く三谷さんの「12人の優しい日本人」までは少しお休みですが、来年は更に演劇熱全開な一年になりそうな予感が・・お財布と相談だな、こりゃ。

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