クラスに必ず一人くらいは三国志オタクって居るよね~?!
・・って呑んでいてオタク談義になった時に、誰かがそう言い出して妙に納得した記憶が私にはあります。
おそらく年代的にNHKの人形劇の影響が大だと思うのですが、確かにクラスに一人は三国志にやたら詳しい奴がいました。
個人的にお勉強としての歴史は嫌いではないのですが、戦国史が苦手というか所謂国盗り合戦に一切の興味が沸かず、中国史はおろか日本史でも戦国時代はスルーしてきてしまった私が、キャスティングの良さに負けてジョン・ウー監督作品「レッドクリフPART1」を観てきました。
お供の友人は、F4のJAPAN TOURにも来てくれた親友Tちゃん。
彼女は試写会で一度レッドクリフを観ているにもかかわらず、その余りの面白さに一気に三国志に嵌り、私が行く時は必ず一緒に行くから!というので付き合ってもらい今夜2度目の鑑賞となります。
三国志については右も左も分からない私には強い味方で、私の「三国志って史実なの?」という三国志オタクが聞いたら鼻で笑われそうな初歩的な質問にも懇切丁寧に答えてくれるし、「誰が格好いいの?」というミーハーな質問にも笑顔で答えてくれる良い奴です。
前置きはさておき、いきなり結論から言うとすごく面白いです!・・と同時に、私のような初心者には情報量が多すぎて判りづらい面もなきにしもあらず・・という事で、後日一人で「レッドクリフ吹き替え版」を観に行くことに決めました。
複雑な抗争の構図を理解したり、登場人物の背景を理解する事も、吹き替えならばスッと頭に入ってきて全く煩わしくないし、何たって同じアジア人ですものあの顔で彼らが日本語を話していたって全く違和感がないはずでしょ。
でも、日本語は全く問題のない金城さんや中村獅童さんも別の人の声に吹き替えられてるのかな?う~ん・・・逆に気になる!
でも、どうしても吹き替えはイヤ!って人も居るでしょうから一応フォローしておくと、字幕版でも最初に争いの構図の説明を図解入りで丁寧にしてくれるので、十分に話の流れは理解できますよ。
単に私の理解力がないだけですのでご心配なく~♪
お話しは要は国盗り合戦で、しかも軍力に相当の格差のある軍同士の戦いなので、そりゃぁ判官贔屓の日本人なら観ていて面白いし、PART1を見る限りは勧善懲悪の構図になっているので否が応でも諸葛孔明と周瑜が軍師を務める側を応援したくなる訳で、観ていて明解で気持ちは良いですよ。
そしてなんといっても、彼らが軍師を務める側の君主の一人が「僕は君のために蝶になる」で仔仔のお父さんを演じていたヨウ・ヨンさんですのも、そうなりゃそっちを応援しちゃうのも言わずもがなでしょ?
戦の勝敗よりも一般の民の命を優先する素晴らしい君主、ヨウ・ヨンさん素敵です。
トニーファンのTちゃんは試写会で見事に2人の役者さんに堕ちたそうで、上映前から熱く語られたのがこの2人。
まず一人目は孫権役のチャン・チェン。
私に仔仔作品を無理矢理見せられるまで、台湾の役者さんの濃いめな顔立ちが苦手だったTちゃんでしたが、気がつくとF4のライブに参加した成果なのか、濃いめお顔もすんなり受け入れられるようになり、「ブエノスアイレス」を始め「カップルズ」などの作品を以前から観ていたはずの彼の美しさに初めて気付かされたと言っていました。
彼はF4ファンなら必ず誰でも知っているであろう「ホスピタル」で最終的に連大病院の院長に上り詰めるシュー・ターミン役のチャン・グォチューさんの息子さん。
仔仔ファンならMarsの零のお父さんといった方が早いかな?
繊細で悩める若き君主といった役どころで、もし仔仔がこの中でやるとしたら年齢的にも孫権かなとか思って観てました。
そしてもう一人は趙雲役のフー・ジュン。
もうこの人の役は文句なしに格好いい!!冒頭はこの人のザ・男祭り!!!的な格好良さ全開で、戦場に絶対に欲しい男です。もし戦場で花いちもんめをして「あの子が欲しい♪」状態になった時は確実に私は彼狙いです(笑)
君主に忠実で、戦わせればむちゃくちゃ強い!!気は優しくて力持ちタイプ。
しかも動体視力良すぎ!って位に自分に向かってくる槍を素手で掴むわで、友達が惚れちゃうのも無理はないなぁと納得の格好良さでした。
この人「インファナルアフェア」でも良い役なのよねぇ~(必見)
顔は赤井英和や大和武士似のボクサー顔(?)なんですが、ガタイは良いし確かに一押しです。
私の贔屓はやはりトニー・レオン。
インファナルアフェアで、まんまとあの子犬のような濡れた目にやられた一人です。
カメレオン俳優の名に違わず、今回も見事にトニーならではの周瑜像を作り上げていました・・って言っても、なんたってわたくし三国志初心者ですのでアテにはなりませんけど。
パンフからの受け売りですが、本などで描かれる周瑜像は「心が狭く、人として器の小さい人物」だそうで、そこで監督からは「心が広く、義理人情に厚い、ロマンチックな愛妻家」という周瑜像を作り上げるように言われたトニーは、それは見事に悠然としていて人格者の軍師、周瑜像を創り出し、見終わった後は私にとっての周瑜はトニーの周瑜像が基本形になりました。
そしてこんな私でも唯一名前を知っていた諸葛孔明を演じたのは金城武さん。
元はと言えばこの役はトニーがキャスティングされていて、周瑜役はチョウ・ユンファだったのが、一連の降板劇にていつの間にか回り回って金城さんになったというこの大役。
友人曰く、この役でここまで若い俳優さんを起用したのは稀だとか。
どこか浮世離れしていて、文武何事にも長けているカリスマ軍師なんて役者にとってはプレッシャーだったろうに・・と観ていて思ってしまいました。
私は他の役者さんの演じる諸葛孔明は見たことがないので、比べることなど出来ないし評価するのも難しいのですが、金城さんの持つ品の良さと清潔感が高潔な軍師といった印象を持ちました。
金城さんの諸葛孔明には不満などないのですが、やはりこうなると正直トニーの諸葛孔明も見たかったなぁっていうのが本心かしら。
そして女性陣。
作品自体完全に男のドラマなので、女性陣は単なる添え物だろうなぁと思ったらとんでもない。思いのほか良かったです、リン・チーリン。
元々、モデルとしては少しシャープさに欠けてイマイチだなぁと思っていた方だったのですが、女優としての彼女はもう美しいことこの上なし!
とにかく憂いのある表情は綺麗の一言、文句の付けようがございません。
モデルなので174と背は高いのですが、古装がとてもよく似合っていて初めての映画出演が時代劇で正解だったなと思います。
この美しさが戦を生んだというのも、十分に頷ける完璧な美でした。
この方、レッドクリフの記者会見で記者からの意地の悪い質問にも、胸のすくような応対をしていて質問した記者も何も返せず、まさに才色兼備とはこの事だなぁと実感させてくれる頭の回転の良さを披露してくれていました。ポイント高し!!
あっ・・余談ですが、観ていてこの人って木之内みどり(竹中直人さんの奥様です)と真行寺君枝を足して2で割った感じだなぁ・・とか思ったりもしたのですが、分からないですよねぇ〜(笑)
もう一人の女優さん。
チャン・チェン演じる孫権の男勝りの妹を演じるヴィッキー・チャオ。
子供のようにクリクリした大きな目を輝かせながら嬉々として戦に参戦するお転婆娘は見ていて痛快!
彼女の奇襲が戦の口火を切る場面は、一瞬にして胸がすく名シーンかと。
本編が終わってエンドロールの後に来年4月に公開されるPART2の予告編が流れましたがこれがまた面白そう!
PART1のラストもえっ!!ここで終わるわけ??!!と思うような場面で終わるものだから余計に期待は募るし、4月と言わず1月にでも公開してくれと熱望しちゃう程です。
来年の4月にはヴァネスも出演する(中村獅童さんの役を演じるみたいです)アンディ・ラウ版三国志も公開されるし、相当な三国志まつりが開催されそうな予感が。
何と言っても余りにも三国志初心者ゆえ、ストーリーがどうだの語る資格はないので役者さんのインプレッションだけですが、まだ見ていない方は三国志の知識が無くとも十分に楽しめますし、これは絶対にスクリーンで観る映画ですのでいざ映画館へ!!
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